60億のシラミ(2)

刻一刻と氷河期が迫る中、国民への食料供給を制限した政府が暴動鎮圧のために設置したN・S・P(特殊警備隊)は当初の目的を外れて暴走を始めた。
人情家の芹沢隊長を暗殺し、石油会社の乗っ取りを開始するなど狼藉を働く。
一方で地球の危機を救おうとする人たちが立ち上がり始めた…。
警察内部の反逆者、学生、革命グループ等々…。
市民を抑圧し横暴の限りを尽くすN・S・Pに反抗する人々が一人、また一人と集まり始めた。
中でも革命グループ「氷山」は強力な火器を保持し、N・S・Pに痛手を負わせることに成功していた。
大学教授の天王寺兆外を中心に腕利きの人間が集合し反N・S・Pグループが結成され、N・S・Pの食糧運搬船を襲撃した。
奪った食糧を手土産に革命グループ「氷山」に仲間入りを申し出た兆外たちだったが、リーダーのO・リーンが拒否。
O・リーンは自分の方針に反対するグループのメンバー、林を射殺しようとして逆に撃ち殺されてしまう。
激しさを増していくN・S・Pと「氷山」の激闘。
組織を裏切った現役のN・S・Pメンバーの計略によってN・S・Pから解放された大勢の囚人を新たに抱えた「氷山」は、膨れ上がったメンバーを巨大な帆船に乗せて北海道に避難させることにした。
しかしその情報はN・S・Pに漏れてしまう…。
受験勉強、ボクシング、そしてセックス。
もやもやした日々を過ごす健作。
ある日、家にかわいい女の子・すみれが引っ越してきた。
あることをきっかけに健作とすみれの部屋の間に“夢の桟橋”が! 夢のような日々が始まったと思いきや、エッチシーンを妄想すれどもなかなか実現されない。
ジョージ秋山が喜びと苦悩が交錯する若者の心理をしなやかに描いた傑作!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60004428